グレーディング表を活用して自分の技量に合った山を楽しみながら成長していく方法を知ろう!
山の難易度ってなに?
皆さんは山に登ろうと思った時に、自分がその山に登れるかどうかをどうやって知りますか?
ネットで調べたりすることでしょう。しかし、人によって簡単そうに書かれていたり、とても危険と書かれていたりマチマチです。
SNSの簡単に行けたとの情報を鵜呑みにして行ってみたら、想像以上にキツく鎖場で尻込みして下山できない、予定時刻に間に合わないなんて人に遭遇したりします。
そのような事ならないために一つの基準として役に立つのが長野県を始め各県で作成されている「山のグレーディング表」です。
→【長野県山のグレーディング表について】
山のグレーディングの見方
山のグレーディング表は、縦軸に体力度、横軸に技術的難易度が書かれていてそのクロスする部分に山名と登山口が書かれています。
自分の登ったことのある山と他の山を比べることができます。
例えば、焼岳に登ったことがあるならば、黒斑山は登れそう、燕岳は体力不足かもしれないから一泊しよう、など比較できます。
また、焼岳の次のステップとして御嶽山や硫黄岳、白馬大池などが良さそうなのがわかります。
ここで注意したいのが、登山口も書かれていることです。同じ硫黄岳でも桜平からと美濃戸北沢では別に記載されていて体力度が変わります。
また、季節や登山道の状況、その日の体調、装備によっても変わります。実際の自身の体感と当日の登山状況からグレーディング表を使いこなしていくこが大切です。
情報の性質に注意しよう!
今回紹介した「山のグレーディング」以外にも山行に役立つ情報は沢山あります。
YAMAPなどのネットの山行記録は最新の登山記録が写真付きでアップされていて便利ですね。ただし投稿者の価値観によって情報に偏りがあるので注意しなければなりません。
色々なところで見かける天気予報ですが日本では気象庁発表の予報を基準とする天気予報が多く、山の天気と発表されているものも麓の天気だったりと注意してみる必要があります。天気については観天望気や高層天気図や地域性を理解して自分で判断できるようになるのが理想です。また、海外の天気予報なども参考になります。
西穂高山荘の粟沢さんが北アルプスの山の天気について各種情報提供をされていますので参考になります。
時間の予想に欠かせないコースタイムは、登山道の高低差など一定の基準を基に計算されている「山と高原地図」などと、GPSの記録からコースタイムを計算しているネットの地図があります。GPSの記録は実際に近いコースタイムではありますが、人が少ない場所ではトレランレベルの人が通ったコースタイムなっていたり、初心者の多い場所では極端に時間がかかるコースタイムになっていたりします。
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